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離婚するまで

離婚届を提出に行って、まず最初に苗字を自分で選べるということに驚いた。
そのまま夫の姓を名乗っても、旧姓に戻してもいいのだ。
そして、自分が戸籍筆頭者となり新しい戸籍を作成する。
夫の戸籍はでかでかと×で妻の名前が抹消されるが、妻は新しい戸籍となり×はないのだ。本籍も日本中のどこからでも好きな住所を選んでいいという。
しかし、どこでもと言われても知らない住所は書けないので、とりあえず実家の住所を書いた。
役所で離婚の手続きがすんで、窓口の人は最後に何というのか興味深く聞いていたら、事務的に「お疲れさまでした」と言われた。
それが一番ふさわしい言葉かもしれないと妙に納得した。
次に子供たちを夫の籍から抜いて、家庭裁判所に行って今度は自分の戸籍に入籍する手続きをとる。
わが子ながら家庭裁判所にいって了解を得なければ、法的には自分の子供として認められない。
離婚のごたごたで気力が萎えていたけれど、子供たちが自分の籍に入籍されたときは、ほっとして心からうれしかった。
それまで住民票や戸籍謄本など、何かの手続きに伴う紙切れだと思っていたけれど、離婚してみてその重みに気がついた。